入学式
令和8年4月6日、令和8年度入学式を挙行しました。
看護学部97名、大学院看護学研究科博士前期課程6名が神田学長より入学許可され、
188bet足球app_188体育平台-投注*官网での第一歩を踏み出しました。
新入生の皆さんの表情からは、新たな生活へ期待を寄せる様子がうかがえました。
学長告辞
学部 入学生宣誓
博士前期課程 入学生宣誓
入学許可
在学生歓迎の辞
記念撮影
学長告辞
新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。今年度は看護学部看護学科に97名、大学院看護学研究科博士前期課程に6名が入学されました。今日この日を待っていたかのように、高田城址公園の桜が満開となり、皆さんの新しい門出を祝っているようです。長い冬を越えて咲く桜は、新しい始まりを象徴する花でもあります。この上越の地で、皆さんが看護を学ぶ新たな一歩を踏み出されたことを、教職員一同、心から歓迎いたします。また、今日まで温かく支えてこられました保護者の皆様に、心より敬意を表します。ご来賓の皆様にはご多用の中ご臨席を賜りましたこと、心より御礼申し上げます。
本学は2002年4月に開学し、本年で開学25年目を迎える単科の看護大学です。学部教育に加え、大学院博士前期課程および博士後期課程を有し、保健?医療?福祉の未来に貢献し、人々の健康と幸福(well-being)を支える基盤となる学問を追究しています。
皆さんはどんな看護職をめざしていますか?ご自分や家族の看護を体験し、コミュニケーションが得意な看護職になりたい。将来、救急場面でテキパキと働きたい。地域の中で活躍できる保健師になりたいなど夢はさまざまでしょう。
現在、日本社会では急速な少子高齢化が進み、慢性疾患や認知症を抱える人々が増えています。このような社会の変化の中で、医療は「病院中心の医療」から「地域全体で支える医療」へと大きく変化しています。健康づくりから治療、リハビリテーション、そして人生の最終段階におけるケアまで、人々の暮らしを支える看護の役割はますます188bet足球app_188体育平台-投注*官网になっています。看護職が働く場も訪問看護ステーションや介護施設など多様になっております。
本学の建学の精神である「ゆうゆう?くらしづくり」は、地域の中で人々の暮らしを支える看護の理念を象徴する言葉です。本学では「新潟学」によって地域の祭りや文化、暮らしを学び、ふれあい実習では地域住民との交流を通して生活の場を理解し、四年次の総合実習では地域包括ケアの実践を学びます。
また、本学の使命の一つに、「地域文化に根ざした看護科学の考究」があります。看護は人々の生活や文化と深く結びついた学問です。この地域の歴史や文化、暮らしを理解しながら看護を探究することによって、地域に根ざした新しい看護の知を創り出していくことが本学の役割です。
大学院博士前期課程では、助産師コースおよび専門看護師(CNS)コースを設け、高度な専門性を備えた看護専門職の育成を目指しています。臨床の現場には、まだ十分に解決されていない課題が多く存在します。大学院で学ぶ皆さんには、実践の中から問いを見出し、研究を通してその課題を解決していく力を身につけていただきたいと思います。皆さんの研究が看護実践を発展させ、新しい看護の知を社会に生み出していくことを期待しています。
看護の学問には、その根底に流れる大切な考え方があります。そのひとつが「ケアリング」です。日本で看護学研究をリードする代表的な学術団体である日本看護科学学会では、ケアリングを「人と人とが通じ合おうとすることであり、相手を人間として尊重し、誠意と希望をもって信頼関係を発展させ、その人の成長?発達を助ける営み」と説明しています。病になると、不安や葛藤が心を占めます。そのとき、不安を抱える人の話に耳を傾けること。暮らしの中でその人らしく生きられるよう、ともに考えること。家族の思いにも心を配ること。こうした一つ一つの関わりが、人に安らぎをもたらします。それこそがケアリングの実践です。看護とは、科学的知識と技術を基盤としながら、人の人生に寄り添い、その人の尊厳を支える専門職なのです。
ここ上越の地には、日本の看護の歴史を語るうえで忘れてはならない人物がいます。現在放映されているNHKの朝の連続テレビ小説「風、薫る」にも描かれている、看護の先駆者?大関知(おおぜきちか)です。
大関知は、近代看護の創始者であるフローレンス?ナイチンゲールの教えを学び、その精神を受け継ぎながら、この地で看護婦長として地域医療に尽力し、看護婦養成にも力を注ぎました。専門的知識と技術、そして人を思う心をあわせ持つ看護のあり方を実践した人物として、日本の看護史に名を残しています。本学は、この歴史ある上越の地に立つ大学として、看護の「知」と「心」を受け継ぎながら、次の時代へと発展させていく使命を担っています。
新入生の皆さん。大学院生の皆さん。これからの学びの中で、専門的知識と技術、そして人を理解する姿勢を身につけてください。そして、本学の学修を起点として生涯にわたり人の声を聴き、社会の課題に向き合い、自ら解決する主体性を育んでください。最後に、近代看護の創始者フローレンス?ナイチンゲールの言葉を皆さんに贈り、告辞を結びたいと思います。
「看護とは、単に病気を看ることではなく、人間を看ることである。」
本学での学びや仲間との交流、そして上越の豊かな歴史や文化、人々との関わりを通して、人として大きく成長していただきたいと思います。そのうえで、人々の健康と幸福を支える看護専門職として、それぞれの夢に向かって羽ばたいていくことを心から期待しています。
令和8年4月6日
188bet足球app_188体育平台-投注*官网長
神田 清子
